2018年7月豪雨災害
この度の2018年7月西日本豪雨災害で被害に遭われた方々、また日本各地で起こっている地震や洪水の災害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。
7月6日21時、生口島を含む尾道市全域に避難指示が出されました。
よくテレビの取材を受けている方が「このくらいだったらまだ大丈夫だと思っていました」と言われていますがあの夜は本当にそんな感じで避難するといっても外は真っ暗でそのまま朝を迎えました。
そして朝起きると家の前の畑の様子が一変していました。
レモン畑の崖が崩れて土砂に木が埋まり、用水路の水が増し畑は冠水し一時はどうなることかと思いましたがおかげさまで雨も小降りになり水も引いてきました。
ホッとしたのもつかの間その日の正午から断水が始まり、しまなみ海道は不通、スーパーに買い出しにに行くともう棚が空状態、lineやTwitter、SNSやテレビでは他所のもっとひどい被害の情報がどんどん流れてきました。
昨日から始まった断水。飲料水と食料はなんとか確保したけれど何日持つかわからない。フレスタやコンビニの食料品の棚は空っぽ。ひまわりは開店と同時に長蛇の列。ホームセンターも今日は本日休業 #尾道 #瀬戸田 #フレスタ #断水 #給水車は瀬戸田支所 pic.twitter.com/JwCOKw5Yed
— たではら農園 (@tadeharanouen) July 8, 2018
受理されるかどうかわからないけれどダメ元で罹災証明書の申請をしに瀬戸田支所に行く。畑ごと流された農家さんもいらっしゃる。冬の寒波にこの度の水害、生口島の柑橘農家は大打撃 #尾道 #瀬戸田 #生口島 #レモン pic.twitter.com/o9CfO1rMVx
— たではら農園 (@tadeharanouen) July 16, 2018
自衛隊の給水車や他県からの応援の給水車も初めて見ました。
今回の崖崩れは私有地同士なので行政は不介入で、同じようなケースで揉めたり特に家屋に被害が及んだりした時は裁判沙汰になる事もあるらしいのでレモンの木は元には戻りませんが家も家族も無事だったのでありがたい事です。
幸い隣家の崖の所有者さんがとても良心的な方ですぐに見舞いとお詫びに来てくださいました。元の畑に戻るには相当時間も労力もかかるだろうと思っていましたが、7月末から業者さんを頼んで倒れてきた木や土砂の撤去にもかかって下さいました。
新聞の取材も受けました。
我が家よりもっと酷い被害を受けられた農園もあるのにと思いましたが、小さな島の被害状況を取り上げてくださることで少しでも皆さんに状況を知っていただけたらと取材を受けることにしました。
今回の水害で初めて災害に遭われた方の気持ちがわかりました。
断水や畑の被害だけでもいろんな思いが交錯しました。
ライフラインが戻って元の普通の生活が送れるようになってからが本当の復興なんだとある方から聞きました。
ご家族を亡くされたり家や土地を無くされたり今なお避難生活を余儀なくされている方にはかける言葉も見つかりません。
一日も早く普通の生活に戻られる事を願ってやみません。
そして今回のことで心配してくださった方、支援してくださった方、私たちの知らないところで尽力してくださった方々に感謝してお礼申し上げます。