蒼い蜜柑に含まれる体に嬉しい栄養

美味しさも栄養も小さな実にギュッと詰まってる蒼い蜜柑

蒼いみかん

みかんにビタミンCがたっぷり含まれていることはみなさんご存知ですよね。

それ以外にも、みかんには体に嬉しい栄養がいっぱい詰まっています。

 

ビタミンCだけじゃない!みかんに含まれるビタミンPって?

先ほども書いたように、ビタミンCはみなさんご存知だとおもいますが、「ビタミンP」って聞いたことありますか?

ビタミンPとは、ビタミン様物質。つまり、ビタミンに近い働きをするヘスペリジン、ルチン、ケルセチンなどの総称です。

これらビタミンPの中でみかん由来のポリフェノールが、「ヘスペリジン」。

ヘスペリジンはみかんをはじめとした柑橘類に含まれますが、実よりも皮や白いスジ、袋に多く含まれています。

そして、温州みかんのなかでも、8月中旬から下旬にかけて収穫される青いみかんに、より多く含まれていると言われています。

 

蒼いみかんの「ヘスペリジン」パワー

毛細血管を強化

ヘスペリジンには、ビタミンCを補強する役割があります。

実は、強くてしなやかな毛細血管を作るには、コラーゲンが必要なのですけれど、そのコラーゲンを作るにはビタミンCが必要となります。

つまり、ヘスペリジンがビタミンCの働きを補強し、そしてそのビタミンCがコラーゲンを生成し、毛細血管を強化するというわけなのです。

毛細血管が弱くなるとシワやシミができやすいと言われます。

みなさんがよく蜜柑やレモンが美容にいいというイメージを持たれているのは、コラーゲンやビタミンCを摂取することで毛細血管を強化し、シワやシミを防ぐ効果があるからなのです。その影の立役者がこの蒼いみかんに多く含まれる「ヘスペリジン」なのです。

また、ヘスペリジンは、血管の透過性を適度に保つ作用もあります。

毛細血管は細胞に酸素や栄養素を送る通り道なのですが、そのやりとりの中でこの透過性が適度に保たれている必要があります。透過性が高くても低くてもダメなのです。

つまり、ヘスペリジンは透過性を適度に保つことで、毛細血管が体内の細胞に酸素や栄養を届ける働きもサポートしているということです。

冷えを改善

ヘスペリジンには上に書いたように、毛細血管を強化する働きがあります。

体の隅々まで張り巡らせられている毛細血管は酸素や栄養の通り道です。

その毛細血管を強化し、血流が改善されることで、体温の上昇を促す効果が期待されるのです。

例えば、冬にゆずをお風呂に入れたりしますよね?

ミカン科のゆずも柑橘類ですから、ヘスペリジンが含まれています。

そして、漢方で「陳皮」というものを聞いたことありませんか?みかんの皮を乾燥させたものです。その陳皮の有効成分が「ヘスペリジン」というわけです。

花粉症を予防

アレルギーを抑制する働きもヘスペリジンにはあります。

そのことから、花粉症やアトピーなどのアレルギー性皮膚炎を予防、改善する効果が有ると言われています。

花粉症で、鼻水やくしゃみ、目がかゆい、皮膚がかゆくなるといったアレルギー症状は、抹消血管、毛細血管の透過性が高くなりすぎることが、原因のひとつでもあります。

だから、ヘスペリジンの血管の透過性を適度に保つ作用によって、アレルギー反応を抑えてくれる効果がある、つまり蒼いみかんで花粉症やアトピーなのでアレルギーを抑えることも期待できるのです。

血中コレステロール値の改善

コレステロールのなかには、善玉コレステロールと悪玉コレステロールがありますが、血中の中性脂肪が増えて悪玉コレステロールも増えると、動脈硬化や、脳血栓や心筋梗塞のリスクが上昇してしまいます。

ヘスペリジンは、この善玉コレステロール値を上げて、血中で中性脂肪を分解し悪玉コレステロール減らす作用があります。

蒼いみかんを食べて、血中コレステロール値を改善し、生活習慣病の予防や改善しましょう。

まだまだあるヘスペリジンの健康効果

その他にも、血圧上昇を抑える効果があったり、抗酸化作用があったり、発がん抑制や、骨粗しょう症予防など、蒼いみかんにたくさん含まれる「ヘスペリジン」には体に美味しい効果がいっぱいです。

 

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