小さなみかんがジャムとパウンドケーキに変身!
2015年最後のネーブルの発送を、無事に昨日終了させていただきました。
瀬戸内に浮かぶ小さな島、生口島から全国にお届けできたこと、
本当に嬉しく思っております。
今年は福山でも、冬に桜が咲いてしまうほど暖かい日が続き、
そして雨がとても多い秋〜冬となりました。
たではら農園では果皮障害の「クラッキング」と言われる、
傷のついたみかんが大量に発生しました。
一時は皆さまにお届けできないのではないかと、
収穫しながら心配な日々を送りました。
そのような中でも、皆さまに「美味しい!」「甘い!」との声を沢山いただき、
「少しでも美味しいみかんを育てなくては!」と、
来年に向けて気持ちを新たにしました。
それでも「山に捨てなくてはいけないなぁ」というような、
小さなみかんも沢山でたのですが・・・
そんなみかんを、広島のパン教室tossの代表で、料理研究家の
高瀬千鶴先生が、素敵に変身させてくださいました!
「皮まで安心して食べる事のできるみかんを、捨てるなんてもったいない!」
と言ってくださって、小さくてもそのまま使えるメニューで調理してくださったのがこちら。
みかんジャム&みかんジャム入のパウンドケーキ!
ジャムは、普段は砂糖をみかんのやく30%くらい入れるのですが、
たではら農園さんのみかんは、とても甘いので砂糖を20%弱に減らしたんですよ」
とのこと。
小さくて、皮を剝いて食べるには難しいみかんですが、
その分皮も薄かったので、皮ごと煮て下さったようです。
こうして、手間ひまかけて育てたみかんを、最後まで捨てる事なく、
美味しく食べてくださることは、農家にとって本当に嬉しいことなのです。
皆さまの「美味しかった」「甘かった」「もっと下さい」とのご感想を励みに、
来期のみかん作りも頑張ってまいります!
年始からはネーブル、はるか、八朔・・・次々と美味しくなりますので、
2016年も、どうぞよろしくお願いいたします。